政所茶の特徴

産地全体で無農薬・無化学肥料栽培

茶樹は病害虫に強く、産地全体で昔から農薬を使用したことがほとんどありません。
また肥料には菜種油の絞りかすやススキ、落ち葉等自然由来の肥料を使っています。
日本茶の製造過程では「茶葉の表面を洗う」工程がないため、より無農薬栽培が安心と言えます。

茶樹のほとんどが在来種

日本の約9割が栽培用品種のヤブキタになる中、政所の茶樹は希少な在来種が多く現存しています。
茶樹は挿し木ではなく種から育てられているため、同じ畑の中でも一本一本の姿は微妙に違い、様々な個性を持つ茶葉が政所茶独自の味わいを生み出しています。
冬季には雪が多く積り、多いところで1㍍以上の積雪がある奥永源寺地域ですが、在来種である政所茶の茶樹は枝に粘りがあり、ひと冬雪の下になっても傷みません。
茶樹は約40年経過すると生産量が低下するため、ほとんどの産地では植え替えを行います。
しかしこの地域では、樹を根元から切る「台刈り」などの製枝作業を行うことで樹を若返らせ、一本の樹を大切に受け継いでいます。
滋賀県の自然記念物に指定される樹齢300年以上の茶樹の姿は圧巻で、今なお茶が生産されています。

昔ながらの茶畑景観

この地域の水はけの良い土質、昼夜の寒暖差、日照時間の短さ、川から立ちのぼる朝霧、といった自然条件が良質なお茶の栽培に適しており、谷筋に沿って急斜面に茶畑が広がっています。
また茶樹が畝状ではなく、一本一本が独立した株仕立の茶畑の風景も残っています。
そのため作業に機械を用いにくく、今も多くの工程が手作業です。
この自然環境を生かした昔ながらの茶畑景観は大変美しく、日本遺産にも選定されています。

樹齢300年の大茶樹

PAGE TOP